『ラティル軍用車両全集 1914–1940 第1巻:トラックと道路用トラクター』――Vauvillier叢書
Georges Latilが1897年に特許を取得した発明によって、有名な「前輪駆動」の先駆者となったことをご存じでしょうか。自動車の黎明期におけるその狙いは、ささやかなものでした。馬車の馬を、操舵輪である前輪も駆動する動力付きの前部機構に置き換えることです。簡潔で独創的なこの発明はメーカーの名を高め、第一次世界大戦中には、四輪駆動・四輪操舵の「全輪駆動」式Latil TAR砲兵牽引車を約3,000台供給することになります。
戦勝後もシュレンヌの同社は主力モデルの開発、改良、近代化を続ける一方、全輪駆動の牽引車から各種積載量の一般道路用車両まで製品群を広げました。Latilの生産台数は比較的少ないものの、軍用モデルと派生型は非常に多岐にわたるため、全体を扱うには本叢書の2巻を要します。この第1巻では、TAR系列の全車種と、その小型版であるTP運搬牽引車に加え、20世紀初頭から1940年6月の休戦までフランス軍で使用されたトラックと小型トラックを網羅します。
国防に貢献したフランスの自動車産業に敬意を表する歴史資料です。
本書は、フランス軍が使用した車両全般を扱う叢書の第5巻です。図版を豊富に収めた各巻では、全モデルを年代順に体系立てて紹介し、主要車種については当時の塗装色を再現しています。
著者について:
1951年生まれのFrançois Vauvillierは、1984年にHistoire & Collectionsを創設し、現在はGBMの編集長を務めています。数十年にわたり、20世紀前半のフランス軍用自動車を研究する第一人者として地位を築いてきました。幼い頃からこの分野に没頭し、1980年代には1940年のフランス軍の軍装に関する定評ある著作を2冊刊行。その後、車両へと研究対象を移し、『L'automobile sous l'uniforme 1939-1940』(1992年)、さらに近年では『Tous les Blindés français 1914-1940』(H&C、2014年)を発表しました。
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