狩人と剣闘士 - 闘技場の英雄たちの叙事詩
Panem et circenses、「パンと見世物」。無償の穀物配給と見世物への熱狂しか望まないローマの民衆を批判したユウェナリスのこの言葉は、初期帝政期のローマ社会の特異な性格をよく表している。
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ただし、Circus Maximusで剣闘士が戦ったというイメージは、まったくの創作である。ここでは戦車競走や運動競技のほか、兜と剣で武装した者(bestiarii)や槍を持つ狩人(venatores)が、venationesと呼ばれる猛獣との戦いに臨んだ。
共和政時代には、フォルムが闘技場の役割を果たした。ポンペイに円形闘技場が造られるずっと前から、この公共広場はその都度設営され、初期の剣闘士の戦いの舞台となった。その後、ローマのコロッセオに象徴されるように、円形闘技場は都市を特徴づける建造物となる。
紀元前4世紀の民族的な「原型的」剣闘から、アウグストゥス治下で組織された帝政期の剣闘へ。紀元前3世紀半ばの競技場での狩猟から、円形闘技場での多彩な見世物へ。剣闘士となった皇帝から、闘技場の冒涜を非難したキリスト教著述家まで。本書は、こうした興行の約800年にわたる歴史をたどる。
テラ・シギラタ、テラコッタ製ランプ、モザイク、彩色壁面、落書き、ガラス器、彫像、石造遺物などの豊富な考古資料と確かな文献史料に基づき、最新の歴史研究を照らし合わせながら、この社会現象を独自の視点から読み解く。
著者について:
Kévin Alexandre Kazekはメス・メトロポールのクール・ドール博物館で考古学・民族学コレクションの学芸員を務め、2001年から円形闘技場の競技を研究している。2006年に歴史学の博士号を取得し、「紀元1~3世紀のガリアにおける円形闘技場の競技に関する図像研究(テラ・シギラタ、テラコッタ製ランプ、モザイク)」と題する博士論文を提出した。この研究成果は2012年、レンヌ大学出版局から『闘技場が隆盛した時代のガリアにおける剣闘士と狩人』として刊行された。
- 著者1
- Kévin Alexandre Kazek
- 出版日
- 2019年7月
- ページ数
- 128
- イラスト
- 図版250点以上
- 表紙
- 上製本
- 言語
- フランス語
- 出版社
- HEIMDAL
- EAN
- 9782840485063
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