トリポリの男 ― DGSE現地拠点長の未公開手記
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トリポリの男 ― DGSE現地拠点長の未公開手記

トリポリの男 ― DGSE現地拠点長の未公開手記

L20240041
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2011年2月中旬、リビアのトリポリ。国内で騒乱が始まると、フランス当局は予想に反して自国民の退避と外交使節団の閉鎖を決定した。大使館内のDGSE対外情報拠点も活動を停止し、機材と記録を処分した。その後、大使館の鍵は……ロシア側に託された。

著者は工作担当官(OT)であり、トリポリ拠点の責任者として、カダフィ大佐の政権下に始まったリビアでの経験を語る。退避について述べた後、2011年3月のフランス空軍による空爆を受けて現地に戻った経緯を記す。上司たちの意向と必ずしも一致しない彼の狙いは、反乱勢力と接触し、その組織力と政権打倒能力を見極めることだった。

著者はこの異例の経験を通じて、フランスの外交政策におけるDGSEの位置と役割を明らかにする。紋切り型の見方を排し、妥協のない視点から秘密工作への情熱を語る。その世界では、秘密の人的情報源の獲得と操縦に、任務を複雑にする機関内部の対立が絡むこともある。

エルワン・ベルゴの著書『プラハの男』に題名の着想を得た本書は、映像作品の描写とは大きく異なる、現地で活動する秘密情報員の任務を実際に記した初の証言であり、貴重な記録である。

情報機関の舞台裏とリビア情勢の実態をより深く理解するために、ぜひ読みたい一冊。

 

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著者1
Jean-François Lhuillier
出版日
2023
ページ数
400
表紙
並製本
判型
15,7 cm × 24,4 cm
言語
フランス語
出版社
Mareuil Editions

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