影の翼 - 1940~1945年、欧州におけるRAFとUSAAFの秘密作戦
1940~1945年の欧州におけるRAFとUSAAFの特殊作戦を扱う一冊。英国のMoon Squadrons、米国のCarpetbaggers、秘密工作員、レジスタンスの活動を網羅する。航空史、秘密戦、秘密作戦に関心を持つ読者にとって、情報の豊富な資料である。
第二次世界大戦中、レジスタンスはナチスの支配下に置かれた国々の解放に重要な役割を果たした。しかし、その活動の成否は、無線や航空機を通じて細い連絡線を保っていた連合国の情報機関による支援に大きく依存していた。
連合国航空部隊が実施した作戦の中でも、レジスタンス運動やその組織を支援する任務は、最も困難で危険なものに数えられる。その実態は冒険小説さながらで、幾千もの地下活動家と、少数の並外れた飛行士たちの行動が交錯する。
本書は、これらのレジスタンス組織、使用された各種航空機や装備、飛行中および地上での手順を紹介する。連合国側の飛行場と占領地の双方で、危険度の高い任務がどのように準備され、遂行されたかを可能な限り詳しく記述し、参加した男女の証言と、彼らを動かした思いにも十分な紙幅を割いている。
敵の探知機関を相手に命懸けの駆け引きを続けた秘密無線通信員の役割を知ることができる。また、BBCが放送する個人宛ての暗号メッセージを受け、投下地点や秘密着陸場で夜ごと待機し、空から投下または運び込まれる工作員、武器、物資を受け入れたレジスタンスの活動も描かれる。
Moon Squadronsの操縦士・搭乗員の訓練と、着陸地点での受け入れ班を担当する秘密工作員の教育をたどる。月明かりの下でかすかに見える地上の目印と簡素な航法手段だけを頼りに飛び、数本の懐中電灯で標示された着陸地点を見つけ出す任務にも迫る。
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