占領下パリ案内
パリ……世界で最も美しい街、よそ見をしない街、あらゆる放縦の街、ヨーロッパの売春宿……。
1940年6月14日の朝、ドイツ軍が戦闘なしにパリへ入ったとき、占領者はフランスの首都をこう見ていた。当時のグロース・パリはパリ市とセーヌ県を含み、現在のイル=ド=フランス地域圏にほぼ相当する。
本書は占領下のパリを案内する。ドイツ国防軍兵士のブーツが足音を響かせた街路、数々の策謀や日常の光景、悲劇を目撃し、この暗い時代のパリに刻まれた建物へと読者を導く。ドイツ軍が駐留した4年間に、たとえ小さくとも役割を果たした場所すべてを本書に収めることはできなかった。そこで、代表的な場所のうち、現在も残り、見学できる場所を選んでいる。
携帯版ガイド、15×21cm。写真約400点。
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パリ……世界で最も美しい街、よそ見をしない街、あらゆる放縦の街、ヨーロッパの売春宿……。1940年6月14日の朝、戦闘なしにパリへ入ったドイツ占領軍は、フランスの首都をこう見ていた。敵の爆撃から守るため、パリは6月12日に「無防備都市」と宣言されていた。そのため街は損なわれず、占領軍は往時の壮麗さを保つパリを目にした。
行政の中心地であり、ドイツ兵の主要な保養地
ドイツ軍がパリのどこに拠点を置くかは、偶然に任されなかった。首都の主要施設が接収され、整備されて、広範な占領行政の拠点となった。占領者が選んだのは、庶民的な東部の地区よりも、著名な建造物が並ぶ西部だった。同時に、パリ駐留のドイツ国防軍兵士、とりわけ休暇中の兵士は興行や娯楽を強く求めたため、占領期間を通じて文化・娯楽活動には制限が加えられなかった。当時のドイツ語の旅行案内書が盛んに称えた「陽気なパリ」の評判を保つべく、あらゆる手が尽くされた。
一歩ずつ巡る
本書は占領下のパリを案内する。ドイツ国防軍兵士の鋲打ちブーツが足音を響かせた街路へ、数々の策謀や日常、悲劇の舞台となり、この暗い時代のパリの暮らしに刻まれた建物の前へと読者を導く。現在も見学できる場所を中心に、代表的な史跡を巡ることができる。
旗で飾られた大建造物から知られざる小さな史跡まで、区ごとに紹介する実用的な案内書。貴重なコレクションから採られた、未公開・未刊行の原資料も掲載する。パリへ向かう前に目を通し、街歩きにも携えたい一冊。
- 著者1
- Jean-Baptiste Ordas
- 出版日
- 2020年10月
- ページ数
- 256
- イラスト
- 写真約400点
- 表紙
- 並製本
- 言語
- フランス語
- 出版社
- MEMORABILIA
- EAN
- 9782377830435
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