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クレシー、ポワティエ、アジャンクール……。教科書で学ぶ百年戦争の歴史を彩るのは、大規模な陸戦、フランス各地を駆け抜ける騎行、都市や城塞の包囲戦ばかりだ。こうした記述からは、この長い戦争が海戦でもあったことは想像しにくい。艦隊は海上で交戦し、多くの商船が沈められ、あるいは拿捕された。1944年に連合軍が上陸したのと同じノルマンディーの海岸には、軍隊が丸ごと上陸している。ギー・ル・モワンは、正規艦隊と私掠船の活動を含め、百年戦争における海上・水陸両用作戦を描く。当時の年代記を主な資料とした、これまで語られることの少なかった興味深い歴史である。