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20歳で責任を担い、いま証言する…
L20220077
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刊行
著者は、アルジェリアでの15か月を含む計26か月の徴兵期間を、生き生きとした明晰で正確な筆致で時系列に沿って記した。各部・各章の構成は明確で、特に小カビリアに関する章が本書の中心をなす。そのほかの章からは、予備役として、さらに市民として、長年にわたり一貫して関わってきた軍務について語り続けようとする著者の意志がうかがえる。体験の各場面を同時期の重大な出来事と照らし合わせるため、背景も丹念に調べられている。叙述は無駄がなく、しばしば雄弁である。見せるためだけの写真や資料はなく、日常的に着用した軍服の写真もない。著者が携えていたのは、戦時の兵士に最低限必要な装備を入れた軍用袋だけだった。50年の沈黙を経て、語らねばならないという思いが勝った。アルジェリア戦争の悲劇は、時がたっても薄れていないと伝えるためである。20歳でその経験をし、さらに人を率いる責任を負った記憶は消えない。今日なお思い返すことは、歳月を隔ててもつらい。証言を残すのは、未来に向けて記憶を伝える行為なのである。この原稿は、感情豊かで心を引く一人の人生の記録であり、アルジェリアと、過酷な運命をたどったハルキへの深い思いを示している。その強さと真実味に、無関心ではいられない。
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