雷撃された輸送船の航海記(1914~1917年)
雷撃された輸送船の航海記(1914~1917年)

雷撃された輸送船の航海記(1914~1917年)

L20210111
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『海上二万里――雷撃された輸送船の航海記』は、1914年8月から1917年1月にかけて、貨物船Pamirの一等航海士が、海軍の戦艦に砲手として動員された親友に宛てて書いた手紙から成る。書簡をたどると、船がアドリア海で艦隊に石炭を補給し、同盟国ロシアへ資材を運び、英国植民地軍の兵士を輸送し、フランス植民地軍の兵士を本国へ送還するなど、さまざまな任務で絶えず航海する様子が見えてくる。モロッコからのドイツ国民の追放にも加わり、米国へ鉄を積みに行くこともあった……。

 

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月日が経つにつれ、海はますます危険な場所となり、1917年2月にはドイツ皇帝が無制限潜水艦作戦の実施を決定する。手紙の率直で歯に衣着せぬ語り口からは、武装もないまま運命に委ねられ、潜水艦の脅威を軽視し続ける海軍参謀部に見捨てられたと感じる商船乗組員たちの、募る苛立ちも伝わってくる。

しかし海も、ヴェルダンやソンムの戦場に劣らず多くの命を奪う戦場となっていた。補給物資はすべて海路で運ばれていたにもかかわらず、そのことはほとんど語られない。忘れられた戦争を描く壮大な記録であり、1917年フェミナ賞を受賞した。

著者略歴:

Maurice Larrouyは1882年生まれ。優秀な成績で学業を修めてフランス海軍兵学校に入学し、1903年に首席で卒業、士官候補生となった。戦時中はアドリア海で、次いで東方軍に従軍し、水上機隊を創設。その後はフランス沿岸で海軍航空基地の指揮を執った。一方、1909年からRené Milanの筆名で、1923年からは本名で執筆活動を行った。1939年7月に亡くなるまでに、小説、評論、紀行など約30作を残しており、その中には1924年の小説大賞を受賞した『Le Révolté』もある。

著者1
Maurice Larrouy
出版日
2021年4月
ページ数
329
表紙
並製本
言語
フランス語
出版社
PERRIN
EAN
9782262085940

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