ドイツ軍の足跡をたどる―グルノーブルとヴェルコール 1940~1944年
本書は、この地域で見つかった軍装品(軍服、ヘルメット、ベルトなど)や現在の戦場の写真を多数収録した、著者の長年にわたる調査の成果である。
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フランス南東部で活動した国内レジスタンスに関するさまざまな著作を通じ、ドイツ軍部隊の行動や犯罪は以前からよく知られている。一方、個々の兵士の実像はほとんど知られておらず、武装SSが投入されたという誤った説さえある。その主な理由は、当時の写真資料や公文書がほぼ全面的に欠けていることにある。グリエールとヴェルコールのマキは解放の歴史で重要な位置を占めるが、相対した側の兵士については、将校であれ一般兵であれ、この75年間に詳細な研究がなく、証言した元兵士も少ない。
ミシェル・ラルマンは、これら山岳地帯での戦闘を扱った数少ない著作、ドイツとフランスの公文書、グルノーブル、ドーフィネ、サヴォワに駐留したドイツ兵の数多くの個人資料を用いる。情報豊富な軍隊手帳Soldbücherや、故人を偲ぶカードSterbebilderもその一部である。こうした資料に基づき、現地のドイツ軍の編成を記述し、事件の経過と主要な指揮官・責任者の足跡を正確に再構成する。
グルノーブルで育った著者は、かつての敵兵の出自、所属部隊、その後の運命など、その実像の一端を数十年にわたり慎重にたどってきた。長く曲折の多い調査のなかで、驚くような偶然に出会うこともあった。1944年7月、マキの壊滅を目的とした「ヴェルコール」作戦では、KG.200による空挺作戦のほか、地上戦の主力を第157予備師団が担った。実態のあまり知られていない混成部隊で、その一部はバイエルン出身の若い山岳猟兵から成っていた。著者は感傷にも礼賛にも陥らず、この悲劇的な出来事を振り返る。また、占領初期から1944年8月末の撤退まで、この師団が被った損失も綿密に分析している。
- 著者1
- Michel Lallemant
- 出版日
- 2020年6月
- ページ数
- 192
- イラスト
- 図版約250点
- 表紙
- 上製本
- 言語
- フランス語
- 出版社
- HEIMDAL
- EAN
- 9782840485452
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