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第一次世界大戦の毒ガス戦における薬剤師の役割を扱う、これまでにない一冊。本研究は戦闘の惨状と、交戦国が講じた防護策をたどる。
「フランスには化学者がいない。いるのは薬剤師だけだ!」。これは、ドイツの化学戦を主導した化学者ハーバーの発言とされる、名高い辛辣な言葉である。実際には発せられなかったとしても、フランスでは化学者の数が少なく、化学工業の規模も小さかったという事実に基づいている。この二点がドイツの政策決定者に影響を与えたとされる。フランスは化学攻撃に有効な対応ができないはずだったのだ。...