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『蒼穹と砂漠――1923年、シリアの飛行士』
L21070187
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マルセル・ミジョーは、フランス航空史の英雄時代を代表する人物の一人である。メルモーズ、ギヨメ、サン=テグジュペリほどの知名度はないが、三人全員と面識があった。財務省の官吏として定められた道を歩むことを拒み、冒険と旅への憧れから航空の道を選んだ。
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財務省の官吏として定められた道を歩むことを拒み、冒険と旅への憧れから航空の道を選んだ。1923年1月、デリゾールを拠点とするレヴァント第53飛行隊の戦闘機パイロットとしてシリアに赴任。ブレゲーXIVに搭乗してシリアの「平定」作戦に参加し、クロワ・ド・ゲール勲章と略綬付きレヴァント記章を授与された。
彼は肌身離さず持ち歩いたモールスキンの手帳に、飛行任務、住民との交流、シリアの町や風景との出会いなど、日々の出来事を書き留めた。その記録から生まれた原稿は、今日まで未刊のままだった。
マルセル・ミジョーは故郷ランスで保険業に就きながら、航空を主題とする作品を中心に十数冊の著書を残した。著作には、フランス航空クラブ文学大賞を受賞した戦記『空の戦い』や、サン=テグジュペリ、アンリ・ギヨメ、マリーズ・バスティエ、ディディエ・ドーラの伝記がある。約100年を経た今、シリアについての彼の記述は、国際的な広がりを見せる内戦が同国をおよそ6年間引き裂いている状況のなかで、驚くほど今日的な響きを帯びている。
同じくランス出身のジャーナリスト・作家パトリック・ポワーヴル・ダルヴォールが、面識のあったマルセル・ミジョーを偲んで本書に序文を寄せている。ミジョーが熱を込めて語った若き日の体験は、彼自身が航空史の英雄時代に関心を抱くきっかけの一つとなった。
- 著者1
- マルセル・ミジョー
- 出版日
- 2017年12月
- ページ数
- 256
- 言語
- フランス語
- 出版社
- HEIMDAL
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