連合軍の無線機 第1巻―イギリス・アメリカ・カナダの通信機材、1940~1945年
「1944年6月6日、海岸でも内陸でも、あらゆる戦闘部隊の命令と報告は、ごく少数の例外を除き、すべて無線通信によって伝えられた……」
無線は人間の創意を映し出す分野であり、知性、厳密さ、革新性、広い視野を備えた人々に支えられてきた。あまり知られていない無線通信は、技術を総動員した戦争でもあった第二次世界大戦の重要な一面を成す。数十年にわたる調査の成果である本書全2巻は、従来不可能と思われた連合軍の無線機材に関する初の百科事典的著作を実現した。
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これほど多くの連合軍の軍用通信機材を広く読者に紹介した百科事典的な著作は、これまでなかった。
網羅的なものではないが、『連合軍の無線機、1940~1945年』全2巻は、第二次世界大戦の軍装品収集家の多くがまだ知らない世界へと読者を誘う。無線機は今なお探究の余地がある分野であり、実戦を経た収集品を見つけることも、まだ可能だ。
ノルマンディー海岸への上陸から勝利の日まで、ヨーロッパでの戦闘に関心を寄せる読者にとって、連合軍が用いた無線通信手段の複雑さを理解することは欠かせない。各機材に添えられた説明は、すべて当時の技術資料から採られている。
BC 611、BC 1306、Wireless Set No 18、No 19、Amplifier RF No 2、Wavemeter Class Dなど、イギリス、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、フランスなどの軍が使用した160機種以上の通信機材を、実際の使用状況や複雑な構造、付属品に至るまで、あらゆる角度から紹介する。
読みやすく、収集家はもちろん、当時の機器の修理・復元に熱心な人々や、1939~1945年という時代全般に関心を持つ人々にも向けた一冊である。第1巻では、1944年6月6日のノルマンディーで象徴的な役割を果たした標識用ビーコンを含むPathfindersの無線通信機材に加え、連合軍の主要部門である機甲部隊、空軍(USAAF、RAFなど)、海軍(US Navy、Royal Navyなど)の機材を扱う。
当時の技術資料数十点を参照し、アメリカ、イギリス、カナダの軍が製造・使用し、他の連合国軍でも用いられた多種多様な機材を、かつてないほど詳細に解説する。送受信機、アンテナ、マイク、電池、増幅器、各種付属品、輸送用の箱や袋まで、分解時や作動時の様子(真空管など)を写真とともに精確に示す。初めて紹介される、極めて希少な真正品も含まれる。
本書を読み進めると、無線通信要員の組織がいかに厳格で、高度な専門性と技能に支えられていたかが見えてくる。Denis DerdosとHeimdalの手により、この分野の大きな空白が相当程度埋められた。
- 著者1
- 出版日
- 2021年6月
- ページ数
- 320
- イラスト
- 写真700点以上
- 表紙
- 上製本
- 言語
- フランス語
- 出版社
- HEIMDAL
- EAN
- 9782840485032
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