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流した血によってアルザス人となった
1870年、22歳のジェラール・ポー少尉は、激戦となったフレシュヴィレールの戦いで右手に重傷を負った。切断手術が必要になると、限られた麻酔薬をより重傷の兵士に残すため、麻酔なしで手術するよう求めた。
人々の記憶に残るこの行為には、勇気、他者への思いやり、謙虚さという、生涯を通じて彼を導いた徳が表れている。ジェラール・ポーは半世紀以上にわたり、たゆまずフランスに仕えた。1870年の戦争からヴェルダンの戦い前夜に至るまで昇進を重ね、1914年にはアルザス軍の指揮を執った。
だが、彼は並の指揮官ではなかった。謙虚で自他に厳しく、部下に誠実な彼は、安易な栄誉を拒んだ。大元帥になるための工作はせず、自らの務めを、仕事に励み、模範を示し、忠義を尽くすことに見いだした。...